現場吹付のり枠工の “設計・積算ツール” 第2弾
超速! 簡単! ”RS-CribWorks 2” は ” 限界状態設計法 ”!
”RS-CribWorks 2” は,”限界状態設計法” に則った “現場吹付のり枠工” の “設計計算” と “概算工事費の算出” を簡単にかつ素早く実施するための Microsoft Excel VBA プログラムです。
のり枠工のスパンや作用外力,中詰め工の仕様など,大まかな条件を入力していただければ,“RS-CribWorks 2“ の “自動計算機能” によって,現場吹付のり枠工の最適な仕様をご提供いたします。もちろん,設計条件の詳細な調整も可能です。特殊な現場条件や,設計に精通した方々のニーズにも,十分にお応えできるソフトウェアです。
現場吹付のり枠工の設計と積算は,“RS-CribWorks 2” で 超速! 簡単! に片付けてしまいましょう。
1. ”RS-CribWorks 2” の特徴
1-1 現場吹付のり枠工の用途を考慮した5種類の設計ケースに対応
現場吹付のり枠工は,のり面対策の現場において,様々な用途に使用されています。”RS-CribWorks 2” では,現場吹付のり枠工の代表的な適用ケースとして,以下の5ケースを採り上げ,限界状態設計法に則った設計計算をご提供します。
以下のリンクから,”RS-CribWorks 2 version1.7t” トライアルバージョンで作成した設計計算書の出力例(PDFファイル)をご覧ください。
[設計ケース①] 枠内中詰の基礎工として使用する場合(積雪考慮)
[設計ケース②] のり面肩部の不安定土塊(直線すべり)をのり枠工単独で抑止する場合(積雪考慮)
[設計ケース③] のり面中腹の不安定土塊(円弧すべり)をのり枠工単独で抑止する場合(積雪考慮)
[設計ケース④] のり面抑止工(鉄筋挿入工)の受圧構造物として使用する場合
[設計ケース⑤] のり面抑止工(グラウンドアンカー工)の受圧構造物として使用する場合
設計計算に当たって,”RS-CribWorks 2” では,以下の5つの基準および要領を準用しています。
[文献①]2002年度制定 コンクリート標準示方書[構造性能照査編];(公社)土木学会,平成14年4月
[文献②]コンクリートライブラリー122 吹付コンクリート指針(案)[のり面編];(公社)土木学会,平成17年7月
[文献③]のり枠工の設計・施工指針(改訂版第3版);(一社)全国特定法面保護協会,平成25年10月
[文献④]新版フリーフレーム工法-性能照査型による限界状態設計例-;フリーフレーム協会,平成20年4月
[文献⑤]北海道開発局 道路設計要領 第1集 道路;北海道開発局,平成30年4月(積雪荷重の考慮)
1-2 自動計算ボタンのワンクリックで最適設計
”RS-CribWorks 2” は,“自動計算機能” を備えています。先ずは,自動計算機能を使って,のり枠工の断面を自動で算出してください。のり枠のスパンと材質,設計上考慮すべき外力を設定し,【のり枠工の自動計算】ボタンをクリックするだけで,一般的な現場吹付のり枠工の断面サイズと配筋の中から,最小断面かつ最小鉄筋量のサイズと仕様を自動で算出します。自動計算機能で希望の結果を得られなかった場合は,手動計算機能を使って,設計条件を微調整してください。
tab.1 現場吹付のり枠工の標準的な断面寸法と配筋および適用例
※)【のり枠工の自動計算】において使用しているのり枠断面の有効高さは,同種の工法で最も採用実績の多い「フリー工業株式会社」様の “フリーフレーム工法” の標準値を採用させていただいております。【 のり枠工の手動計算 】において,のり枠断面の有効高さを変更する場合は,フリー工業株式会社様をはじめとする吹付のり枠工のメーカー各社様へお問い合わせください。
1-3 設定条件と計算結果を同一画面で確認しながら作業できます
”RS-CribWorks 2” は,設計条件の設定,計算処理の選択と実行,計算結果の確認など,設計の全過程を一画面に集約させています。応力度の照査結果を確認しながら,のり枠の形状や配筋,中詰工の有無や種類,地山の条件などの設計条件を変更できます。 【のり枠工の自動計算】では,自動で算定されたのり枠の断面形状と計算結果を素早く確認し,その是非を判断していただくことが可能です。また【のり枠工の手動計算】では,設計条件の微調整を行いつつ,それらが計算結果に及ぼす影響を感覚的に把握することができます。
fig.8 条件設定・計算結果フォーム(基準強度・安全係数)
1-4 積雪荷重を考慮できます
”RS-CribWorks 2” では,[設計ケース①],[設計ケース②]および[設計ケース③]において,のり枠に作用する外力として,“積雪荷重” を考慮することができます。当社の所在地「北海道」では,積雪荷重を法面工の上載荷重として考慮することが,必須のローカルルールとなっています。東北地方~日本海側の積雪地方において,積雪荷重を検討される場合は,”RS-CribWorks 2” をご試用ください。
fig.9 条件設定・計算結果フォーム(積雪荷重の考え方)
「北海道開発局 道路設計要領 第1集 道路;北海道開発局,平成30年4月,p.1-4-31」より抜粋・加筆
1-5 のり枠工と中詰工の工事数量と工事費を積算できます
“RS-CribWorks 2” の新しいバージョンには,現場吹付のり枠工と枠内中詰工の「概算工事数量」と「概算工事費」を積算する機能を追加しました。“RS-CribWorks 2” は,“工事数量” と “工事費” の積算に関しても,もちろん 超速! 簡単! です。
fig.11 積算条件・積算結果フォーム(中詰工として植生土のう工を採用する場合)
以下のリンクから,“RS-CribWorks 2 version1.7t” トライアルバージョンで作成した概算工事費の積算例(PDFファイル)をご覧ください。
工事数量の算出に当たっては,以下の3ケースの中から,算出方法を選択していただけます。
[数量算出ケース①] のり枠の外周に梁を設ける場合
(のり面保護工や鉄筋挿入工反力として適用される場合)
[数量算出ケース②] のり枠の外周に梁を設けない場合
(グラウンドアンカー工反力として適用される場合)
[数量算出ケース③] 横梁の段数を任意に設定する場合
(複数段ののり面に適用される場合)
概算工事費の算出に当たっては,原則として「建設物価 臨時増刊 土木コスト情報」の「土木工事市場単価」が適用されます。ただし,枠内中詰工として「植生土のう工」が選択された場合は,「国土交通省 土木工事積算基準」および「国土交通省 公共工事設計労務単価」が適用されます。もちろん,各種単価は,ユーザーによる任意の編集が可能です。
※)有料のレギュラーバージョンには,「建設物価 臨時増刊 土木コスト情報 2018年春号;一般財団法人 建設物価調査会」の「土木工事市場単価」が登録されています。
※)無料のトライアルバージョンには,「建設物価 臨時増刊 土木コスト情報 2016年春号;一般財団法人 建設物価調査会」の「土木工事市場単価」が登録されています。
※)「建設物価 臨時増刊 土木コスト情報」 の著作権は,「一般財団法人 建設物価調査会」 様が所有します。
※)最新の 「土木工事市場単価」 とその適用範囲につきましては,「一般財団法人 建設物価調査会;建設物価 臨時増刊 土木コスト情報」 の最新号にてご確認ください。同紙は,全国の書店およびウェブサイト “建設物価 BookStore“ にて購入できます。
1-6 基本操作は使い慣れたExcelです
”RS-CribWorks 2” は,Microsoft Excel 上で稼働する VBA マクロプログラムです。データの入力処理や画面の切り替えなどは,VBA によって制御されますが,その他の基本的な操作,コピーやペースト,データの追加やフォントの変更,印刷や保存などは,慣れ親しんだExcel上での操作になりますので,設計作業に集中していただけます。計算が終わってしまえば,ワークシートを別のエクセルファイルにコピーして,使い慣れたExcelで自由に編集していただくことが可能です。もちろん,結果の出力は,普段お使いのプリンター,お好きなドキュメント形式や画像形式など,ご使用のPC環境に合わせた出力先を選択できます。
2. トライアルバージョン(無料)をお試しください
”RS-CribWorks 2” の無料トライアルバージョン(試用版・無料版)をご用意しました。是非一度,自動計算による 超速! 簡単! なのり枠工の設計と積算をご体感ください。
”RS-CribWorks 2” Trial Version Download
なお,トライアルバージョン(試用版・無料版)には,以下の機能制限が設けられています。
[制限①] [設計ケース①]において,【のり枠工の手動計算】を選択できません。
[制限②] [設計ケース②,③]において,「不安定土塊の長さ」と「不安定土塊の単位体積重量」を変更できません。
[制限③] [設計ケース④]において,鉄筋挿入工の「設計荷重」を変更できません。
[制限④] [設計ケース⑤]において,グラウンドアンカー工の「設計アンカー力」を変更できません。
[制限⑤] 【算工事費の算出】フォームにおいて,「のり面の長さ」と「のり面の幅」を変更できません。
[制限⑥] 「土木工事市場単価」と「公共工事設計労務単価」を編集する機能が省かれています。
[制限⑦] 「土木コスト情報 2016年春号;一般財団法人 建設物価調査会」の市場単価が登録されています。
[制限⑧] ワークシートの印刷とファイルの保存ができません。
[制限⑨] ワークシート保護解除パスワードが添付されていません。
※)トライアルバージョン(試用版・無料版)を動作保証外の環境で稼働させた場合の注意事項
トライアルバージョン(試用版・無料版)では,動作保証外の環境で当該ソフトを稼働させた場合,誤った計算結果が使用されるのを回避するため,自動的にワークシートの内容(あるいはワークシート自体)が削除される仕様となっています。当該処理を経たファイルは,再使用できませんので,お手数をお掛けしますが,弊社ウェブサイトより再入手をお願い致します。
3. レギュラーバージョン(有料)のご購入について
トライアルバージョン(試用版・無料版)の機能制限を解除した「レギュラーバージョン(正規版・保護設定版)」を,ご用意しております,レギュラーバージョン(正規版・保護設定版)では,ソフトウェアの全ての機能をご利用いただけます。
※)レギュラーバージョン(正規版・保護設定版)の保護プロテクトについて
ワークシートのセル配置が変わると,VBA プログラム側の計算に支障をきたすため,両者(ワークシートと VBA コード)に保護プロテクトを掛けています。
レギュラーバージョン(正規版・保護設定版)の通常販売価格(定価)は「¥4,950(税込)」です。ご購入につきましては,「クレジットカード決済」,「コンビニ決済」,および「銀行振り込み」の中から,お客様のご都合に合わせた購入方法をご選択ください。なお,購入方法の詳細につきましては,トライアルバージョン(試用版・無料版)に同梱のソフトウェア説明書にてご確認ください。
>> レギュラーバージョン(正規版・保護設定版)のご購入ページへ
※)ソフトウェアの入手をお急ぎの場合
ソフトウェアの入手をお急ぎの場合は,ネットショップ運営会社 “BASE(ベイス)” の当社ショップをご利用ください。同ショップにて「クレジットカード決済」あるいは「コンビニ決済」でご購入の上,電話にて当社(ライズ斜面設計株式会社)にソフトウェアの送付をご依頼ください。お客様の決済状況を確認させていただいた後,早急にソフトウェア送付の手続きを執らせていただきます。
※)有償カスタマイズについて
設計計算書の様式変更,ご所属機関のロゴの貼り付け,許容応力度の初期値の変更など,ご要望に沿ったカスタマイズを,有償にてお引き受けいたします。お気軽にお問い合わせください。
4. 保護解除バージョン(有料)のご購入について
レギュラーバージョン(正規版・保護設定版)のワークシート保護と VBA コードの保護を解除した「保護解除バージョン(有料)」を,ご用意しております。ワークシート編集のご経験をお持ちのお客様であれば,保護解除バージョンを使用して,計算書の書式や配置の変更,設計定数や諸係数の変更,ご所属機関のロゴの貼り付けなど,ソフトウェアの仕様をお客様ご自身で改良していただくことも可能です。
保護解除バージョンの通常販売価格(定価)は「¥14,580(税込)」です。ご購入につきましては,「クレジットカード決済」,「コンビニ決済」,および「銀行振り込み」の中から,お客様のご都合に合わせた購入方法をご選択ください。なお,購入方法の詳細につきましては,トライアルバージョン(試用版・無料版)に同梱のソフトウェア説明書にてご確認ください。
5. ご利用に当たっての注意事項
ソフト名称 | 【現場吹付のり枠工の設計と積算】 ”RS-CribWorks 2” | |
バージョン | version 1.7,version 1.7t,version 1.7np | |
製作者・掲載者 | ライズ斜面設計株式会社 | |
対応OS | Microsoft Windows 7 以降 | |
対応アプリケーション | Microsoft Excel 2013/2016/2019/2021/365 ※)Excel のマクロ機能を有効化してください。 ※)Excel 2010 は,Microsoft 社のサポート期間が終了しました。 |
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ソフト種別 | version 1.7 version 1.7t version 1.7np | レギュラーバージョン(正規版・保護設定版) トライアルバージョン(試用版・無料版) 保護解除バージョン |
通常販売価格(定価) | version 1.7 version 1.7np | ¥4,950(税込) ¥14,580(税込) |
※)「建設物価 臨時増刊 土木コスト情報」のご利用に際して
「建設物価 臨時増刊 土木コスト情報」の著作権は,「一般財団法人 建設物価調査会」様が所有します。
「建設物価 臨時増刊 土木コスト情報」のご利用に際して,下記の行為は禁止事項となります。
① 価格情報の全部または一部を複製,転載,翻訳する行為。
② 価格情報の全部または一部を第三者などに販売,貸与,譲渡,配布する行為。
③ 価格情報の全部または一部をデータまたは印刷物としてインターネットや書面で公表,公開する行為。